こんにちは。
板野郡北島町の北島坂口鍼灸整骨院・整体院です!!
今日は、むち打ちの症状の分類についてご紹介します。
むち打ち症状には、大きく分けて5種類あります。
●根症状型
事故の衝撃により頸椎に歪みが起こると、神経が圧迫されて頚の痛みだけでなく腕の痺れ・ダルさなどの症状も現れます。
首の骨は頸椎(けいつい)とも言われ、7個の椎骨(ついこつ)が連なってできています。
その中にある脊髄から頸椎の隙間を通って神経根という太い神経が出ており、肩や腕などの末梢神経に伸びています。
追突などの外力でこの頸椎の並びに歪みが生じると、神経の通り道が狭くなり、頸椎から出る神経が圧迫されて様々な症状が出現します。
首の痛みのほか、腕の痛みやしびれ、だるさ、後頭部の痛みや顔面痛などが現れます。事故後の腕のしびれで悩まれている方は根症状型のケースが多いです。
神経の場所に沿った筋肉に対してしっかりアプローチしていくことが治す為のポイントとなります。
●バレー・リュー型
後頚部交感神経症候群とも言います。
頸椎の横を走る椎骨動脈という血管が圧迫されることにより頭痛・眩暈・耳鳴り・吐き気などの症状が出ます。
この症状は頸椎に沿って走っている後部交感神経という神経が損傷し、頸椎動脈が収縮して脳脊髄への血流が低下し、
その結果、交感神経が過度に緊張して自律神経のバランスが崩れて様々な症状を引き起こします。
最も多い症状が頭痛、特に後頭部の痛みです。
その他にもめまいや耳鳴り、目のかすみ、脈の乱れ、喉の違和感などの症状があります。
治療としては、基本的には頸椎捻挫に対する治療と同じですが、交感神経の働きを軽減させる
交感神経ブロック注射が有効だと言われています。
首の痛みよりも頭痛から始まった場合、このバレ・リュー症候群が疑われます。
●脊髄症状型
脊髄や下肢に伸びる神経が傷つくことで足の痺れや知覚障害、歩行障害などが現れます。
脊髄症状型は頸椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されたりしたものです。
いわゆる脊髄損傷のことで、「むち打ち症」の中でも重症の部類に入ります。
下肢のしびれや知覚異常が起こり、歩行障害が現れたり膀胱直腸障害が生じて尿や便が出にくくなることもあります。
早期の診断、治療が重要です。当院ではしびれや知覚異常に対しての治療、そして手術後のリハビリなども行えます。
●脳脊髄液減少症
脊髄が通る脊柱管を満たす髄液という液体の圧(髄液圧)が急上昇することによって、頭痛・吐き気・眩暈などの多彩な症状が現れます。
交通事故をはじめ、転倒やスポーツ外傷、体に強い衝撃を受けたことなどが原因で脳脊髄液(髄液)が漏れ、髄液が減少します。
結果、大脳や小脳はそれとともに下がってしまいます。そうすると頭痛、頸部痛、めまい、全身倦怠感、記憶力低下など、さまざまな症状に悩まされる病気です。
症状としては、さまざまな痛みが出ることが特徴としてあります。この疾患が、脳、脳神経、脊髄、脳の内分泌中枢、免疫機能など、影響が全ての臓器に及ぶためといわれています。
他にも、うつ、においや味覚異常、無月経、生理不順、化学物質過敏症などがあります。
●頸椎捻挫型
最も多いタイプのむち打ち症状で、全体の70~80%を占めます。
椎周辺の筋肉や靭帯を損傷することで頸や肩の痛みが現れます。痛みにより首・肩の運動制限が起こることもあります。
どのタイプも、辛い症状であります。
自分はもちろん、他人にもこのような思いをさせないため、普段から安全運転を心がけましょう。
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